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仕事の醍醐味や苦労は、やってみなければわからないものですが、「一体どんな仕事なのかな?」と関心をもつ仕事は多くありますね。ここでは、運営者が経験した職種に関して、どんな仕事か簡単にご紹介します。

コンサルタント

 
 コンサルティングスタイルに応じて大きく異なる仕事
   

外資系大手の場合、営業はシニアマネジャー以上の人が主に行います。日系やベンチャー系の場合は、カリスマ経営者がいない限り、下の人が営業を行う比率が高くなります。

○営業的要素の仕事

「ターゲットの選定」→「提案書概要作成」→「アポとり」→「面談」→「具体的な提案書作成」→「面談」→「提案書調整」→「クロージング」

○コンサルタントの仕事

基本的にプロジェクト毎にチームが組まれます。プロジェクトリーダーは、業務設計書と呼ばれる全体的なプロジェクトの担当管理・進捗管理・責任者が明確になる表を作成し、進捗管理とクライアントとのやり取りをメインに行います。チームメンバーは、自分に割り振られた仕事を担当することになります。

ここで、仕事の内容ですが、アドバイスを主に行うコンサルティングか、アウトプット重視のコンサルティングか、現場への影響重視のコンサルティングかによって、大きく異なります。

1)アドバイス重視型コンサルティング・・事前準備は、クライアントが知りたがっている内容を把握し、その情報、課題解決策の選択肢などをまとめておくこと。面談時に、クライアントのニーズに応じて、アドバイスを提供していく。スピードとプラスアルファーな情報をどれだけ付加できるかが、重要となる。情報整理能力とトークスキルが求められる。チームメンバーは最終的なアウトプット報告書を作成する作業と情報収集が主な仕事となる。

2)アウトプット重視型コンサルティング・・基本的に、アウトソーシングに似ており、現場でやるのが面倒な作業を効率的にこなしてもらおうと、依頼される場合。クライアントの業務を代わりに行うので、非常に作業的な仕事が多い。体力勝負の仕事。

3)現場変革重視型コンサルティング・・これは、基本的にクライアント先に常駐する形をとるコンサルティング。現場で、社員と一緒になり、プロジェクトを推進していく。知力というより、体力と精神力が要求される。

対人スキルはもとより、体力と精神力に自信がないとやっていくことは難しい。見た目よりもやっていることはかなり地味だと思ったほうがよい。また、この業界はワーカホーリックな人間が多いため、知り合いは増えても、業界の外での友人の数が激減する会社もあるので要注意。何か得意分野を極めたいという意志で進めていくと楽しい。人を喜ばせることが大好きな人も、大きなやりがいを感じることはできる。但し、ワークライフバランスを維持するためには、NOといえる強さと、徹底したタイムマネジメントが必要となる。

   

 プログラマー

 
怠慢だが、スキル向上や新しいものに貪欲な人が続きやすい仕事
   

「同じことを繰り返すのが嫌だ」「効率的にやりたい」と思う人ほど、上手にプログラミングがかけるようになります。社外向けプログラマーの場合は、対人スキルも求められます。

○仕事の流れ

「クライアントからの要望」→「仕様書概要設計」→「面談」→「仕様書設計」→「すり合わせ」→「ベータ版の作成」→「社内QA(デバッグ・品質チェック)」→「クライアント側との確認・調整」→「最終版納品」

○特徴

仕様書設計、デバッグ、プログラミングのコーディングの際に、他の人が読んでもわかるようにとコメントをつけたりする作業など、いわゆる面倒な作業も少なくはない。デスクワークが長く、運動不足になりがち。不規則な勤務時間になるため、太りやすい。ただ、自分のつくったものが形になって出来上がり、うまく動いたときの感動は大きい。社外向けの場合、クライアントから喜びのお声をいただけたときには、その喜びも倍になる。

ポイントは「先回り」。

クライアントは依頼品ができあがってくると、「もっと」「じゃ、これは?」とどんどん欲深くなっていく習性をもつ。変更、変更とくると、営業担当者とも仲が悪くなり、納期との兼ね合いで、イライラしてストレス過多の人も少なくない。しがたって、仕様変更がしやすいように、予め変更してきそうな点を考慮した上で、プログラミングできるかどうか、そして、営業(及びクライアント)に対して、変更可能なレベルの限界を事前にどれだけ理解させておけるかが、この仕事を長続きさせるかどうかの秘訣の1つになる。また、日々新たな技術が生まれる業界ですので、スキル向上に貪欲であることも大切な仕事です。

   

 ウェブプロデューサー

 
 力技も必要な取り仕切り役
   

社内サービスでのプロデューサーか、社外向けウェブサイト製作としてのプロデューサーかで仕事の内容は変わります。基本的に、時間拘束は短くない仕事です。デザイナー、プログラマー、営業、ライター、業務管理などの人間を取りまとめていく必要があるため、人付き合いが好きな人のほうが、長続きしやすい仕事です。

○仕事内容

1)社内用サイトのプロデューサー

「企画書の作成」→「社内会議」→「調整」→「決済」→「プロジェクト進捗管理設計書作成」→「サムネール・ディレクトリツリーの作成」→「各部署・コンテンツ提供元との打ち合わせ」→「プロジェクトの進捗管理」→「メンバーへのモチベーション管理」→「ベータ版テスト」→「調整」→「最終版アップ」→「アップ後のトラフィック管理」→「報告」

基本は、どれだけ稼げるコンテンツを企画・実現できるかがポイントになるため、ユーザー動向や業界の傾向などについて常にアンテナをめぐらせておくことが必要になる。また、たとえよいコンテンツ企画であっても、社内でGoサインがでるとは限らないため、根回しのスキルも重要。

 

2)社外サイト用のプロデューサー

「営業同行・ニーズヒアリング」→「仕様概要設計・社内人員確保」→「クライアントとの調整」→「各部署との打ち合わせ」→「プロジェクト進捗管理」→「クライアントとの折衝・調整」→「社内QAの管理」→「クライアントへの確認要請」→「調整」→「最終納品」

社外のクライアントからの依頼であり、お金がついてくるため、社内コンテンツのプロデューサよりは、社内の人間を動かしやすい。しかし、案件によっては、力技を発揮しなければならないこともある。

ウェブ関連の技術や業界動向などに関しては常にアンテナを巡らせておく必要がある。数をこなせばこなすほど、仕事がやりやすくなる職種でもある。クライアントのビジネスの観点から、物事を見て提案できるかどうかがポイントとなる。

   

マーケティング

 
 デザイン力・分析力・好奇心が役立つ仕事
   

会社の規模によっても仕事の業務範囲は大きく異なるが、基本的には、顧客からのレスポンス・購買意欲・認知度をUPさせるための仕事。DM、営業活動、特別企画、ウェブサイト、その他販売促進活動の全般的な動きから最も効率よい方法をデザインしていく能力が問われる。センス・分析力の両方が問われる仕事であるため、右脳・左脳を総合的に使える仕事。

「企画書作成」→「社内決裁」→「社内外の担当者との打ち合わせ」→「プロジェクト進捗管理・調整」→「結果報告」

 

日々新しい媒体やデザインなどが革新してきているので、そうした情報に強い好奇心をもつことが大切。競合の動きに関してはもとより、ターゲットしているユーザーの動向などに関しても、常に分析・シミュレーションする癖をつけておくと楽しい。予想以上の結果が出ると大きな喜びが得られる仕事。ただ、様々な部署からの影響も結果に出るため、努力がそのまま結果につながるともいえない仕事である。

   

M&Aアドバイザー

 
 黒幕というより、黒子。アドバイザーというより、調整役。
   

外資系か、日系証券系か、独立系かで大きく仕事の内容や付き合える顧客の種類が大きく異なります。基本的には、営業マン&調整役かつチェッカー係といったところです。

○仕事の流れ

「ターゲット選定」→「提案」→「スケジュール策定・調整」→「クロージング」→「トップミーティングのセッティング」→「ディール内容の調整」→「基本合意締結」→「デューディリジェンス」→「調整・書類チェック」→「契約書締結」→「プレスリリース手配他」→「開示」

1)外資系・・・営業は基本的に上のレベルの人がとってきます。1000億円規模の大型案件のみに絞っているところが主です。どちらかというと、アドバイザーで稼ぐというより、M&Aで必要となる資金調達の際の手数料で稼ぐというスタンスになります。仕事はフェーズ毎にチーム分けされていることが多いので、1つのディールを最初から最後まで行う人は稀です。仕事にしても、案件をとりにいくというより、お付き合いの中から何か出てきたときにお声掛けいただくという感じのスタンスが主です。

2)証券系アドバイザー

営業が基本的な仕事になります。作業関連のエクセキューションは担当の部署があり、そこが行うというスタンスのところが多いです。外資系同様、アドバイザーとして稼ぐというより、資金調達やその他のサービスにつなげるためにとるという感じです。

3)独立系アドバイザー

資金調達などで稼げないため、仲介などのスタンスをとっているところも多いです。証券系同様営業が主な仕事になりますが、証券系のように、様々な部署から案件情報がはいることがあまりないので、経営者の知名度やカリスマ性で案件をとってくる企業が主です。セミナーを開催し、集客したデータから営業していくというスタンスをとっているところや、市場データを調査し発行していくことで、知名度をアップさせていくところもあります。

どの系統の会社に入るかで、仕事の内容が異なってくるので、そこは要注意。また、主役はあくまでも株主・経営陣になるので、黒幕というよりも、黒子という感じの仕事。調整の仕事が多いため、自分のペースで仕事を進めたい人には厳しいかもしれない。ミスコミュニケーションが致命的になる仕事であるため、「しつこいくらいの確認」が苦にならないことが大切。エクセキューションの仕事は、細かいチェック作業が主になるため、厳密さ・正確性・刺激が少ない作業の継続力が求められる。

   

デイトレーダー

 
 慎重でありながらも、決めたら即行動できるスピードが肝要な仕事
   

日々の株式・商品のトレーディングで、利ざやを稼ぐ仕事です。様々な手法がありますが、基本的な流れは似ています。

「調査・分析」→「ターゲットの選定」→「情報・動向確認」→「発注」→「モニタリング」→「発注」・・・繰り返し・・・・「手仕舞いの発注」→「場引け後の情報収集」

短時間に大きな金額を動かすため、慎重かつスピーディな状況判断能力と実行力が肝要になります。「すぐに結果が見たい」という人や、「自分の決断→結果」が直結する仕事がやりたい人には楽しい仕事。ただ、PCとにらめっこしている時間が多くなるので、運動不足になりがち。また、社会貢献という意味でのやりがいは感じることができない仕事でもある。基本的には、自分との闘いになるので、精神的に鍛えたいと考えている場合には、自らの許容範囲を正確に認識した上で、行えば、とても楽しい仕事である。

   

 

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